子供と「映画ドラえもん のび太の新恐竜」観に行って来た。
当初の公開日は3月6日だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて8月7日に延期となった。『ドラえもん』連載開始から50周年、『映画ドラえもん』第1作から、40作目の節目の大作だったのに、まさかの5か月の延期。
(座席が一つ飛ばしとか、館内はいろいろと感染防止対策してありました。)
でも、私は待ちに待ったというわけじゃなく、子供にせがまれ観に行った。
そのわりに、ぐらぐら心揺さぶられて帰って来た。
事前知識なく行ったため、映画中に流れてきた桜井さん(Mr.Children)の声に衝撃。
いろんな伏線や、過去作品とのリンクもあり大人にも、見ごたえ十分。
大人になって観たドラえもんが衝撃、時代は変わったなぁ。
今更だけど、声の違和感。
ドラえもんの声が大山のぶ代さんじゃない、どちらさん?って感じ。
現在の声優は水田わさびさん。
大山さんは1979年のテレビ放送スタートから2005年まで、26年ドラえもんの声優を務めた。
保護者世代にとっては、ドラえもんっていったら大山のぶ代さん。
別の違和感、のび太などの人間の手足が長く、リアリスティック。
ドラえもんは丸いままだけども。
昔ののび太は、コミックに近いデフォルメ体系。
のび太の部屋もリアリティーがあった。
部屋の作り、レイアウトもそのままだったけど。
(きょうび、のび太みたいな子供部屋の子供は稀だろう)
恐竜の色・形・動き、リアルに良く作られていた。
カメラワークも昔のアニメには考えられない、壮大さ。
アニメーションの新化を感じた。
新旧違いはあれど、話に引き込まれ私もタイムマシンに乗った。
ドラえもんに夢中になった、少年時代へ。
ムネアツ。
私はドラえもんと一緒に大きくなった。
初めて買った漫画はドラえもんだった。
値段も覚えてる、一冊320円(消費税無し、千円で3冊買った)
自分の子供がドラえもんの単行本が欲しいと言い出した時は、
また、自分の子供が同じ単行本を読むなんて。もちろん、考えなかった。
そして、ミスチル!(Mr.Children) 桜井さんの声、バーーン!
えっ!?ドラえもんとミスチルのコラボ?以外なようで必然。
突然いいところで、流れてくる桜井さんの声、慣れ親しんだ、変わらない澄んだ声。
心地よいメロディーにのったメッセージ。
ミスチルを聞いて大人に親になった、完全に保護者ウケ狙い。
でも狙い当たりまくり。
心に響いて感動した~。
ミスチルを聞いてたティーンがおばさんに。
ジーンときたわ~。
ミスチルはムーブメントだったから。
私の年代はミスチルの楽曲に、若いころの思い出がリンクしていたりする。
でも、この映画で使われている楽曲は書下ろしの、
『Birthday』『君と重ねたモノローグ』ダブル主題歌。
初めて聞くので、思い出の出来事とはリンクしない。
ただ、ミスチルがビッグヒットをバンバン出した90年代に
気持ちがリンクする。
私と同じく桜井さんの初漫画も、ドラえもんだった。
のび太の新恐竜公式サイトに桜井さんのコメントあり。
↓
https://doraeiga.com/2020/song/
桜井さん、ドラえもんと同い年だって。
ドラえもん→少年時代へ、ミスチル→青年時代へフラッシュバック
ドラえもんには夢があるだけでなく、
ドラえもんを観て・読んでいた、少年時代が歳月を経て重なる。
そこにミスチルを聞いて大人になった、成長過程が更に重なる。
親になって、子供と一緒にまた、ドラえもんに再開する。
50年続いているがゆえの、ドラえもんの特別感。
『のび太の新恐竜』はもちろん子供は大好きになると思う。
オマケ付きだし(冒頭イメージ写真のマンガBOOKがもらえる)。
子供だけじゃない、親になった大人にこそ楽しんで欲しい。
人生を振り返るような、なんか映画のストーリー以上の体験ができる。
楽しかった。
最後に、
子供が一番いいところで、トイレに行きたくなるハプニング付き。
スクリーン前を横切る羽目に、皆さんごめんね。
さすがに用足し後は席に戻らず、立ち見しました。
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