長女が虫嫌いで、虫を見るとギャーギャー言っていました。
蚊に刺されていてもパチンと潰せなくて、刺されているのを眺めながら「助けてー!!」と叫んでいました。
虫がすべて怖かったのです。
私は田舎育ちで、さんざん虫取りをして遊びましたので、
これはまずいと思いました。
その当時、私たちはカナダに住んでいました。
日本はカナダよりも温帯になるため、その分昆虫もたくさんです。
日本に遊びに来て、実家の広い畑をみても、虫がいるからと怖気づいています。
カナダにはかわいい昆虫の出てくる絵本はあれど、写真入りの子供向けの本はみませんでした。
昆虫を目にする機会も、日本に比べると極端に少ないです。
今思えば、昆虫を愛でるのは日本の文化ですね。
虫の鳴き声を楽しんだりするのも、そのひとつです。
子供向け昆虫絵本で、見た目に慣れる。
さて、昆虫恐怖症の娘を畑で遊べるように、訓練開始です。
虫の絵本でまず見た目に慣れてもらう、親しむことで怖いイメージを払拭する。
注意したのは、かわいくデフォルメされているイラストではなく、
実物に近いイラストや、写真の本を選ぶことです。
ファーストステップとして、私が選んだのはどこにでもいて危険のないダンゴムシです。
ダンゴムシの写真絵本でダンゴムシを知る。
生態を知ることで、恐怖心を取り払う。
興味を持ってもらう。
娘は本の中のダンゴムシの赤ちゃんを見て「かわいい」と言っていました。しめしめ。
ダンゴムシを探しにでかけよう! 実物を観察する。
結構どこにでもいる、ダンゴムシ。
見つけるのは、そう難しくありません。
植木鉢を動かすと、その下にいます。
公園なら、枯葉の下にいます。
見つけたら、あせらずにまずはよく観察。
声かけをして、恐怖心を取ってあげましょう。
「かわいいね。」
「この大きいのが、お父さんかな?」
「メスとオスわかる?」(本に書いてあります)
大丈夫そうなら、手にそっとのせてみよう!
次はお母さんが、自分の手に取って子供に見せていないあげてください。
お母さんが、ダンゴムシを触れるのが大前提ですが、無理な時はお父さんの出番ですね。
「かまないよ。」
「くすぐったいよ。」
「丸くなるかな。」
声かけをしながら、子供の様子を確認してください。
興味ありなら、子供の手にそっと載せてみましょう。
ボールになった、ダンゴムシをコロコロっと子供の手に載せてやり、
子供がしばらく動かさないでいると、ボールが開いていつものダンゴムシ形状になります。
その動きがなんともコミカルで、本では分からない感動があります。
夢中で観察してくれたら、ミッション・ダンゴムシ終了です!
まだ、怖いときは手に乗せた時点で、手を引っ込めるでしょう。
その時は、無理強いせずに、観察だけでも楽しんでもらいましょう。
ダンゴムシのおすすめポイント
- 安全無害
- どこでも見つけやすい
- 丸くなるおもしろさ
- オスメスがわかりやすい
- どこにでもいることから、外遊びの幅が広がる
ダンゴムシを克服出来たら、次はテントウムシに挑戦してみてください。
テントウムシも可愛らしく、かまないのでセカンドステップにいいと思います。
ただ、どこでもいるわけではないのが問題ですね。
今ではダンゴムシ好きになった娘、この間は二人で庭のダンゴムシを集め、
『ダンゴムシ王国』を作っていました。
ダンゴムシがポケットから出てくることもありますので、
その時は温かい目で見てやってください。( ´∀` ;)
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